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ビタミンC誘導体、プラセンタエキス…。美白ケアにおすすめの成分

2018.02.28

ビタミンC誘導体、プラセンタエキス…。美白ケアにおすすめの成分


「これ以上シミを増やしたくない!」などいった悩みから、美白コスメを選ぶ方も多いでしょう。こうした美白コスメには、さまざまな成分が配合されていますね。さて、それではこれらの成分はいったいどのような作用があるのでしょうか。今回は、厚生労働省に医薬部外品の有効成分として認可された成分について解説します。

●アルブチン

チロシナーゼというメラニンを作る酵素の活性を阻害し、メラニンの生成を抑える成分です。シミやそばかすの予防が期待できます。


これは、ハイドロキノンという美白成分にグルコース(ブドウ糖)を組み合わせた成分です。ハイドロキノンは、皮膚科でのシミの治療にも使われるもので、メラニンを除去するという優れた効果を発揮します。しかし、刺激があるのが難点。アルブチンは、ハイドロキノンの美白作用はそのままで、刺激をマイルドにしたもので、化粧品に配合しやすくなっています。

●ビタミンC誘導体

こちらもアルブチンと同様の効果が期待できます。メラニンの生成を抑制するもの、メラニンの黒化を防ぐもの、美白作用が安定するものなど、製品によってさまざま。悩みに合わせて選ぶといいでしょう。

●エラグ酸

イチゴなどのフルーツに含まれる、ポリフェノールの一種。これもチロシナーゼの活性を抑制する作用があります。美白作用に注目が集まりますが、高い抗酸化力も期待できます。アンチエイジングコスメとして、ビタミンC誘導体と組み合わせて処方されることもあります。


●ニコチン酸アミド

肌の奥でできたシミのもとが表面化することを阻止する働きがあり、肌荒れにも効果が期待できます。まったく別の成分なのですが、タバコのニコチンと似た名前が紛らわしいということで、ナイアシンアミドともいわれる成分です。

●プラセンタエキス

ブタなどの胎盤から抽出したもので、メラニンの生成を抑制するのはほかの成分と同様です。さらに、メラニンの黒化を阻止し、ターンオーバーを促進することによってメラニン色素を排出する作用があるといいます。


ターンオーバーが促進されるということは、肌の老化予防効果も期待できる成分です。

●コウジ酸

米麹が由来となる、日本生まれの有効成分。チロシナーゼの活性に必要な銅イオンを先取りしてしまい、シミを育てないという作用があります。予防のために役立てたい成分です。



上記が代表的な有効成分で、おもに化粧水や乳液、美容液などのスキンケアアイテムに配合されています。このほとんどがシミを予防するものですが、これには理由があります。それは、「医薬部外品はシミを消すという効能効果が認められていない」からです。将来は承認を受けた有効成分があらわれる可能性はありますが、現時点では「シミの解消」「シミができない」という表現はNGとなります。


それでは効果がなさそうに感じるかもしれませんが、シミを予防することも美白ケアの大事な役割。シミを作らない、育てない、原因を排除する。こうして若々しい肌をキープしていきたいですね。


(執筆・監修 元化粧品メーカー勤務・美容家 渡辺あきこ/OFFICE-SANGA)