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「足クサッ」を防ぐには?足がにおう原因と予防法

2017.12.11

「足クサッ」を防ぐには?足がにおう原因と予防法


「彼においしそうな和食の名店に誘われたけど、お座敷だからちょっとためらってしまう…」


こんなふうに、「足のにおい」を気にして、人前で靴を脱ぐのを避けたがる女性はけっこう多いようです。そもそも、どうして足はくさくなってしまうのでしょうか?今回は、足のにおいの原因と対策について、医師の筆者が解説します。

■足がくさくなる原因は?

「靴の通気が悪いと足がくさくなる」と、よくいわれますよね。


靴は足を守り、歩きやすくするための必需品です。一日中「履きっぱなし」という人もいるのではないでしょうか。特に仕事中は、おおっぴらに靴を脱いで通気をすることもなかなかできません。


さて、それではなぜ、通気が悪いと足がくさくなるのでしょうか?


この原因は、「細菌」にあります。


足にいる細菌は、汗とともに流れ出て、古い角質を分解して繁殖します。その際に、においを発生させるのです。靴を通気させずにいると汗をかきやすくなり、細菌が繁殖しやすくなるため、足がくさくなってしまいます。

■足のにおいを予防するには?

足のにおいが気になったら、除菌シートで拭き取るか足を洗いましょう。放置しておくと、細菌はどんどん増えて靴にも付着します。


靴は、抗菌タイプや通気性のいいものを選ぶのがおすすめです。また、毎日同じ靴を履くと、靴の中で繁殖した菌のせいで「靴自体」も嫌なにおいになってしまう可能性があるので注意しましょう。何足か靴を用意して、良く乾燥させてから履くようにしてください。丸洗いできるスニーカーなどは、定期的にきちんと洗って履くといいですね。


また、通気の悪い靴(たとえばブーツなど)で通勤したときは、社内ではサンダルに履きかえるなど、日中、足に汗をかかない工夫をしてみてください。靴下を履きかえるのもいいですね。特にストッキングには「汗をかいても吸収しにくい」という特徴がありますので、替えを持ち歩くのがおすすめです。


ちなみに、入浴の際に保湿効果の高いボディシャンプーなどで足を洗うのは、逆効果になってしまうこともあります。おすすめは「除菌石けん」です。特に指の間と爪の隙間、爪のわきを丁寧に洗うようにしましょう。洗った後は、よく水気を拭き取り、足を乾燥させてください。


足の角質は細菌の栄養になるので、定期的にケアをして、古い角質が溜まった状態にならないように心がけましょう。爪も細菌が繁殖しやすい場所なので、短くカットして清潔に保つといいですね。

■足のにおいと水虫の関係は?

「水虫の人は足がくさい」と聞いたことありませんか?しかし、水虫の菌は、においを発しません。


ただし、水虫の菌と足のにおいを発する細菌は同じように湿気を好み、角質を栄養に繁殖します。そのため、「水虫の人は足がくさい」のではなく、「足がくさい人は水虫の菌を持っていることがある」といえるかもしれません。


ちなみに、水虫の原因は「ハクセン菌」というカビ菌です。水虫になると、かゆみや水ぶくれ、皮がむけるなどの症状が現れます。においのケアとは違い、自分では治せませんので、もし水虫になってしまった場合はすぐに皮膚科を受診しましょう。

また、内臓疾患や糖尿病により身体の免疫機能が低下すると、菌が繁殖しやすくなります。これが原因で足のにおいが気になることもありますので、気になる症状がある方はきちんと検査するようにしてくださいね。



靴と足のケアを毎日怠らずに行えば、においは確実に減るはずです。ご自身の生活と照らし合せて、ケアを始めましょう!


毎日きちんとケアをしているのに、なかなかにおいが消えない場合は、皮膚や身体の疾患が原因になっているのかもしれません。においは、身体の異常をあらわすサインの可能性もあります。心当たりがある人は、放置せずに専門医を受診してくださいね。


(執筆 長谷川佳子/小田原銀座クリニック美容皮膚科 形成外科医-健康検定協会-)