検索
「もしかして、くさい…?」口臭のチェック方法とケアのポイント

2017.09.27

「もしかして、くさい…?」口臭のチェック方法とケアのポイント


会話をしているとき、相手の口臭が気になることありませんか。「日常での不快なにおい」の第一位は「他人の口臭」とのアンケート結果もあります。


ただ、他人のにおいはすぐわかっても「自分のにおい」にはなかなか気づかないものです。そこで今回は、自分でできる口臭のチェック方法とケア方法について、歯科医の筆者が解説いたします。

■口臭のチェック方法

友達や彼に口がくさいとは思われたくないものですが、誰かに「自分の口がくさいか」を聞くのは勇気が必要ですよね。


手で口を覆って息を吐くセルフチェックをしている人も多いかもしれませんが、それだけでは不十分。口臭チェックにはポイントがあります。


  • (1)朝一番に確認

朝起きてすぐは、鼻がほかのにおいに慣れていないため、正確なにおいを感じやすくなります。もし自分でもわかるようなにおいがするのであれば、ほかの人はもっと強く感じている可能性大!


「起きたらすぐ」のタイミングで確認するようにしましょう。


  • (2)フロスや歯間ブラシのにおいを嗅ぐ

歯の隣接部は特にプラーク(歯垢)が溜まりやすく、歯周病が進行しやすいところです。そこで、使用後のブラシのにおいを嗅いでみてください。くさい場合は、口臭(特に歯周病において)のサインとなります。

■「くさくなる」生活習慣

もちろんアルコール、にんにくなどを摂取した後は、体の中から口を通してにおいを発することがあります。しかし、それは一時的なものなので、心配しすぎることはないでしょう。


気をつけるべきは、歯周病です。


口臭の80%以上は歯周病細菌が発生する物質によるため、歯周病の治療や予防が大切になります。


たとえ毎日歯を磨いていても、磨き方によっては歯周病になってしまいます。

また、歯周病が進行していない場合においても、睡眠不足やストレスが溜まると唾液が出づらい状態になります。菌が繁殖しやすい口腔環境になるため、規則正しい生活習慣も大事だといえるでしょう。

■口臭予防のための手軽なケア方法

  • (1)まずは歯医者へ!

歯医者に行くと、大抵のところは歯科衛生士さんが歯周病のチェックや歯磨き指導をしてくれます。自分では磨けていると思っていても、プロの目はごまかせません。自分に合った磨き方を教わり、実践しましょう。


また、3カ月に1回くらいは定期的にチェックやメインテナンスで歯医者にかかることも大切です。


  • (2)よく噛んで食事を!

唾液は口内環境を整えてくれる働きがあります。そのため、普段の食事ではたくさん噛んで食べることを意識しましょう。そうすることで唾液の出がよくなり、菌が繁殖しづらくなります。


生野菜やきのこ類など歯ごたえのあるものは、菌が繁殖しやすい舌の上の汚れも落としてくれるのでおすすめです。


また、舌を回す体操をすると唾液線が刺激されて唾液の出がよくなるので、一日数回取り入れてみましょう。


  • (3)舌のケアも忘れずに

歯だけでなく舌にも汚れは付着し、口臭の原因となります。舌に薄く白っぽく見えるものがその汚れで、舌苔(ぜったい)ともいいます。舌は傷つきやすいので歯ブラシなどでゴシゴシと磨かず、必ず専用の舌用ブラシで優しく汚れを落としてあげましょう。


磨きすぎるとかえって舌が荒れて口の中の細菌が繁殖してしまう可能性がありますので要注意です。


  • (4)口腔内を冷やす

どうしても口臭を消したい大事な日の朝は、うがいをした後、氷をひとつ口に含みましょう。


菌は体温に近い温度で繁殖しやすいため、口の中を冷やすことで応急的に、においを軽減することができます。いざ!というときは試してみてもいいかもしれません。



人に相談しづらく、かつ自分で確かめることも難しい口臭ですが、ポイントをおさえてチェックし、しっかりケアしてみてください。自分のにおいが気になっている人は、まずは規則正しい生活から始めてみましょう。


改善しない場合は、ぜひ歯医者に相談してみてくださいね。

(執筆 菊地由利佳/歯科医師-健康検定協会-)