検索
【子宮内膜症体験談3】やはり一番の心配事は「妊娠できるかどうか」ということでした。

2017.09.06

【子宮内膜症体験談3】やはり一番の心配事は「妊娠できるかどうか」ということでした。


子宮内膜症の手術をしても妊娠可能とはいうけれど、実際、そんな甘くないんじゃないの?そんな疑問を抱いたことがある人は多いはず。そこで今回、子宮内膜症の手術後、待望のお子さんを授かった小枝さんにお話を伺いました。


インタビューは、彼女自身が描いた漫画とともにお送りします。

■いつもの生理痛の10倍ほどの痛みに襲われ、救急車で運ばれた

―子宮内膜症発見前には気になっていた症状はありましたか?


とにかく生理痛が重いことが気になっていて、なんとか生理痛を和らげたいとクリニックを受診したほどです。そのときは、当時は処方箋だったロキソニンを痛み止めとして処方されました。しかしあるとき、まだ生理前なのに、いつもの生理痛の10倍ほどの痛みに襲われ、職場で動けなくなって救急車で運ばれたんです。運ばれた先で検査した結果、子宮内膜症のひとつである卵巣チョコレート嚢胞(のうほう)だと判明しました。


―診断されたとき、子宮内膜症、卵巣チョコレート嚢胞という病気についてご存じでしたか?


知りませんでした。そのときに初めて病名を聞き、また、手術の可能性もあること、不妊につながる恐れがあることを知り、不安でしょうがなかったです。しかし、お腹が痛い原因がはっきりしたことで前向きになれたのも事実です。

■薬物療法では治癒せず、手術へ……

―診断後はどんな治療を受けられたのですか?


卵巣チョコレート嚢胞の治療法は大きくわけて3つあると先生から説明を受けました。ひとつ目は薬物療法、ふたつ目は手術、そして3つ目が妊娠とのことでしたが、そのときはまだ結婚していなかったので、薬物療法と手術のメリット、デメリットを伺った上で薬物療法を選択しました。当時、子宮内膜症の治療に使われていた薬はディナゲストという高額なもののみでジェネリックがなく、毎月9,000円近く飛んでいくのは本当につらかったです。


でも、ディナゲスト服用中は生理がこないので、生理痛から解放されて気が楽でした。しかし、服用から10カ月強経った頃、病院で病巣をチェックしてもらったところ、まったくサイズが変わっていなかったので結局手術することになりました。

―手術を受ける際、妊娠に対する不安はありましたか?


担当医からは、「手術によって卵巣期が低下する可能性があるから早めに妊娠することをすすめます」との説明を受けました。「早め」というのが、わたしの場合は「4年以内」だったのですが、当時はまだ彼(後の旦那)と籍もいれていなかったし十分な貯金もなかったので、タイムリミットが迫っていることがショックでした。


婚約者に相談すべきだったのかもしれませんが、このときはまだ、将来結婚することに対して実感を持てておらず、ひとまずヤーズという新しく発売された低用量ピルで生理を管理しようとひとりで決めました。

出典:https://ameblo.jp/koedawithchoco/entry-12213972883.html
出典:https://ameblo.jp/koedawithchoco/entry-12215461820.html


―そこからは体調は安定しましたか?


はい。術後一度生理を迎えてからはずっとヤーズを飲んでいたのですが、とにかく生理痛がないので楽でした。しかし、やはり一番の心配事は「妊娠できるかどうか」ということ。これに関して、はじめはひとりで悩んでいたのですが、不安な気持ちを婚約者に打ち明けたところ、「きっとなんとかなるよ」と力強く励ましてくれて気持ちもとても楽になりました。

出典:https://ameblo.jp/koedawithchoco/entry-12217382669.html
出典:https://ameblo.jp/koedawithchoco/entry-12218148000.html

―その後、すぐに妊活をスタートされたのですか?


妊活をスタートしたのはそれから約2年後の24歳のときでした。それまでの2年間は、3カ月に1回病院でピルの副作用が出てないかチェックしてもらい、半年に1回、内診、エコーで確認してもらっていたのですが、ちょうどこのころ引っ越したこともあり、不妊治療にも力を入れている別の婦人科に通い始めることに決めました。


そこで先生に妊娠希望であることを話したところ、ひとまず半年間はヤーズをストップすることになりました。同時に、ネットでもいろんな情報を仕入れ、葉酸やザクロ摂取などできることはなんでもやってみました。

出典:https://ameblo.jp/koedawithchoco/entry-12220924318.html
出典:https://ameblo.jp/koedawithchoco/entry-12222038175.html

■違和感がある人には一刻も早く検査を!

―努力が実を結んで妊娠されたときのお気持ちは?


ピルの服用を辞めたものの妊娠しないまま半年経ち、再度定期健診に足を運んで、手術を受けた左卵巣の卵胞が育っているのをエコーで確認した直後の妊娠発覚だったので、「左卵巣からしたら相当過酷な数年間だったな……」と感慨深かったです。

出典:https://ameblo.jp/koedawithchoco/entry-12267671369.html
出典:https://ameblo.jp/koedawithchoco/entry-12283227276.html

もちろん、喜びもひとしおだったし、担当してくれた先生や支えてくれた周りのみんなへの感謝の想いもとても大きくなりました。人によっては無責任に感じるかもしれませんが、「治療すればきっとよくなるよ」という周囲の言葉がわたしにはとてもうれしかったし、不安なときにただ話を聞いてくれるだけでも有り難かったです。


だから、もし周囲に生理痛で悩んでいる人がいるなら、「一度病院で診てもらったら?」と背中を押してあげてほしいし、身体に違和感を覚えている人には一刻も早く検査することをおすすめします。

出典:https://ameblo.jp/koedawithchoco/entry-12287304249.html

※小枝さんはブログの中で左卵巣のことを「ヒダリー」と呼んでいます。


―ありがとうございました。


幸い、手術からさほど年月を経ずに妊娠できた小枝さんですが、その間にも不安な気持ちに押しつぶされそうになったり、治療費の捻出に苦労したりといったこともたくさんあったに違いありません。子宮内膜症に限らず、婦人科の病気にかかると、妊娠できなくなるのではと不安になるのは当然のこと。そのリスクをできる限り回避するため、定期的な検診を受け、身体の異常を感じたらすぐに診察を受けることをお忘れなく!

●小枝さんameblo

チョコと共に生きる 子宮内膜症からの妊活4コマ*完結·過去録*

https://ameblo.jp/koedawithchoco


●instgram

@koedasan_house

(取材・文 松本玲子)

⇒「子宮内膜症体験談」をもっと読む

●チョコレート嚢胞についてもっと詳しく

『卵巣の病気 月経の不調から卵巣がんまで (健康ライブラリー) 』上坊 敏子 (講談社)
Amazonでみる

(マイカラット編集部)

●妊活・妊娠中は葉酸を取り入れて

Amazonはこちら

(マイカラット編集部)