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昼夜逆転生活はNG?心・身体の不調を引き起こすって本当?

2018.10.17

昼夜逆転生活はNG?心・身体の不調を引き起こすって本当?


あなたは、昼夜逆転生活をしたことがありますか?

昼夜逆転生活になるきっかけとしては、夜勤・不規則な勤務、夜更かし、趣味に朝まで熱中してしまった、休日遅くまで寝ていて夜に寝付けなかった、睡眠障害、旅行や出張などによる時差ぼけ、子供の夜泣きなどが挙げられます。

夜更かし程度であれば経験のある方も多いかもしれませんが、それが慢性化して昼夜逆転生活になると、身体にさまざまな影響を及ぼします。

人間はもともと、夜行性ではない


昔から私たち人間は、太陽が登ったら活動を開始し、太陽が沈んだら寝るという生活をしてきました。それにはサーカディアンリズムという約24時間の周期が関わっており、私たちが生まれながらに持っている時計遺伝子で決まっています。これは俗に体内時計といわれ、日光や食事によって調整されています。私たちの身体を司るホルモンや自律神経もこれに支配されており、例えば体温や血圧を朝から昼にかけて高め、夕方から夜にかけて下げることによって心身の健康を維持しているのです。そのため、サーカディアンリズムに逆らう生活を続けていると、自律神経のバランスが乱れさまざまな支障をきたします。

体内時計が狂うと、心と身体の不調が現れる


サーカディアンリズムが崩れ体内時計が狂うと、睡眠のサイクルだけでなく、血圧・体温やホルモン分泌などの生理機能に影響を及ぼし、その結果次のようなリスクが高まります。

・自律神経系が乱れホルモン分泌が低下することで、ちょっとした体調不良が出現しやすくなる(頭が重い・イライラする・だるいなど)。

・睡眠ホルモンの分泌が低下し、寝付きが悪くなる。睡眠の質も下がる。

・睡眠の質が下がることで成長ホルモンの分泌が低下し、疲労回復がされにくくなる。

・成長ホルモン(若返りホルモン)が減少することで新陳代謝が低下する。その結果、老けやすくなる。

・免疫力が低下し、病気になりやすく治りにくくなる。生活習慣病のリスクが上がる。

・昼夜逆転により日光を浴びなくなるため、ビタミンDが欠乏、カルシウムの吸収が悪くなり、骨がもろくなるリスクが増加する。

・精神を安定させるセロトニンが分泌されづらく、感情のコントロールの低下・意欲の低下・うつ傾向になる。

・成長ホルモンの低下・セロトニン減少により食欲抑制作用が低下し、過食になる。その結果、太りやすくなる。

体内時計に逆らわずに生活するに越したことはありません。なかには、経済的利点として夜勤を選び昼夜逆転生活をしている方もいらっしゃるかと思いますが、身体への負担を考えると百害あって一利なしです。やむを得ず夜勤をしている場合は、夜勤後早いうちに生活リズムを戻し、身体への負担を減らすように心がけましょう。



(執筆・監修 ユナイテッド・ヘルスコミュニケーション株式会社)