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何の略?どんな働きがあるの?「DHA」っていったい何?

2018.05.01

何の略?どんな働きがあるの?「DHA」っていったい何?


健康食品のパッケージなどに「DHA配合」などと書かれていることがあります。「青魚に含まれている栄養素」として有名ですね。さて、このDHAですが、いったいどんな栄養素なのか、またどんな効果があるのかご存知でしょうか?今回は、「DHAの働き」についてご紹介します。

記事監修



金子奈衣華 氏


栄養士。健康検定協会メンバー。日本化粧品検定協会公式コスメコンシェルジュ、調味料検定も所持。健康、美容など多岐にわたる情報を使い活躍中。


⇒健康検定協会

http://www.kenken-kyoukai.jp/

■DHAは健康維持に欠かせない必須脂肪酸の一種!

DHAは、「Docosahexaenoic Acid(ドコサ・ヘキサエノイック・アシッド)」の略です。日本では「ドコサヘキサエン酸」とも呼ばれています。


DHAは「脂肪酸」のひとつです。脂肪酸は私たちの体を動かすために必要なエネルギーの元となったり、細胞膜を形成するために必要なもの。たとえば酢に含まれる「酢酸」やチーズなどに含まれる「酪酸」、オリーブオイルに含まれる「オレイン酸」などが挙げられます。


こうした脂肪酸のうち、体内で合成できず、外から摂取しないといけないものは「必須脂肪酸」と呼ばれています。DHAも人の体内で合成できない必須脂肪酸です。

■DHAにはどんな働きがあるの?

DHAの働きとしてよく知られているのが、「脳の発達や脳の活動の活性化」です。DHAは脳の細胞膜のうち、脳神経をつなぐ部分の膜に特に多く含まれています。


DHAを多く摂取することで脳の細胞膜の形成を促すことができ、脳の発達や脳神経の情報伝達の働きを向上させることができるとされています。よく「DHAを摂取すると頭が良くなる」といわれるのはこのためです。


また、血液は中性脂肪をたくさん摂取したり、コレステロールがたまるとドロドロになって流れにくくなりますが、DHAにはドロドロ血液の原因である中性脂肪を減らす働きもあります。ほかにもコレステロール値の上昇を抑える働きがあるので、欠かせない栄養素なのです。

■DHAを効果的に摂取するには?

DHAが多く含まれているのは「魚」です。特にイワシやサバといった「青魚」に多く含まれています。


また、青魚以外では、マグロに多く含まれていることもよく知られています。特にマグロの目玉の眼窩脂肪にはDHAが豊富に含まれているため、一時期「頭を良くするにはマグロの目玉を食べよう」と報じられたこともありました。もちろんマグロは目玉以外の部分(特にトロ)にも多く含まれています。


厚生労働省によると、DHAの摂取量の基準は、DHAと同じく魚に多く含まれる脂肪酸「EPA」(エイコサペンタエン酸)と合わせて1日1グラムとなっています。青魚なら1尾(イワシなど小ぶりのものは2尾)、マグロのトロなど豊富に含まれている魚の刺し身なら3-5切れで1グラムになります。


DHA、EPAを効率よく摂取するなら、缶詰を上手に使用するのもいいですね。サバ、イワシ、サンマの缶詰などに多く含まれます。


いずれにしても、不足しないようにするためには「魚を食べること」が重要です。現代の日本では肉中心の食事になりがちですが、魚を食べる献立を増やすよう努力したいところです。



DHAは脳を活性化させたり、血液をさらさらにするなど健康の維持には欠かせない栄養素です。サプリメントを活用している人もいらっしゃるかもしれませんが、サバの缶詰を1缶食べるだけでも多くのDHAを摂取できます。缶詰は手軽ですし、比較的安価なので、ぜひ取り入れてみてください。「魚の臭みがどうしても苦手」であればサプリメントを利用してもいいかもしれません。


(中田ボンベ@dcp)